先週くらいに公開した平行開発環境の構築の記事の続き。
WordPressを使うようになって1年半。
開発環境と本番環境、そして平行開発のための環境をどうやってうまうく運用していくか
特に、異なる環境でのライブラリ管理をどうするかというところでいろいろと悩みはあったのだけれど、
先日の再構築を終えて、それなりにうまく運用ができてきた感じ。
そこで、今現在のウチの開発環境をまとめておこうと思う。
開発環境
OS | Windows7 |
Webサーバ | xampp(apache) |
リソース管理 | svn+TortoiseSVN |
本番環境
OS | FreeBSD7.1 |
Webサーバ | apache |
レンタルサーバ | さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン) |
使ってるツール
FTP | ffftp |
Telnet | Tera Term |
その他、ブラウザやらエディタやらケースバイケースなので省略。
svnは一般的な運用の通り、trunk、branch、tagsで運用している。
各フォルダの説明
trunk | 本筋の開発。主に、本番環境同等のソースを管理する。最終的な動作確認や、本番障害調査に利用する |
branch | 作業用。バージョンアップや、テーマ、プラグイン開発時にbranchを作成する |
tags | 開発着手前や本番リリース時にタグ付けを行う時に使用する |
各フォルダの説明
doop-test | svnのtrunk相当。(本当はtrunkに名前を変更したいのだけれど、面倒なのでtestとしている) |
doop-branch | svnのbranch相当。通常の開発はここで行う。 |
上記のフォルダはそれぞれ、別のDBに繋がっており独立して開発、テストが行えるようになっている。
ただし、基本的にはtrunkは本番リリース前の動作確認や、本番障害の調査にしか使用しない。
平行で開発したい場合は、doop-branchをもうひとつ作る事になるだろう。
運用手順1(開発時)
-
テーマやプラグイン開発、バージョンアップを行う際は、trunkからbranchを作成する。
(場合によっては、trunkと本番環境の同期を行ってから、branchを作成する)
作成したbranchを作業フォルダのdoop-branchにチェックアウトする。 - 実際に開発、テストを行う。
- テストして問題なければ、branchにコミットする。
運用手順2(本番リリース前確認)
- doop-testとtrunkを同期する。
-
doop-testとdoop-branchをsvnのマージ機能でマージする。
branchを作成して始めてのマージであれば、「ブランチを再統合」
そうでなければ、「リビジョンの範囲のマージ」を行う -
ソース以外の修正、例えば投稿内容の編集やオプションの設定をdoop-testに対して行う。
いわば、本番のデータ移行のリハーサルみたいなもの。 - doop-testで動作確認を行う。
運用手順3(本番リリース作業)
- 本番環境をメンテナンスモードにする。
- doop-testフォルダをzip圧縮し、本番環境にFTP転送する。
- telnetでzipファイルを解凍し、wp-config.phpを本番環境用に変更する。
-
フォルダ名を変更し、本番環境に適用する。(ここで一瞬アクセス不能になるけど、短時間なんで・・・)
また、不要ファイル、フォルダを削除する。 - ソース以外の修正、例えば投稿内容の編集やオプションの設定を本番環境に対して行う。
- 本番環境で動作確認を行う。
- メンテナンスモードを解除する。
個人で運用しているサイトでここまでやらなくてもいいかなーとは思うけど、
svnの運用方法やら、本番環境の運用方法やらを考える訓練だと思えば。
そういや、svnにかわる新しいライブラリ管理ツールが流行りだしてるみたいね。
そこいら辺もその内覚えていかなきゃなんないのかなー。
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