先日、上司から「データ分析のセミナーを受けてきて」と言われた。
正直、データから傾向や事実を拾い出したり、
データを人にわかりやすく説明するのは苦手だったので、
有料セミナーの中から「座学だけでなく、ワークショップがあるもの」を
チョイスして受けてきた。
これが思ってた以上に面白く、ためになったので備忘録。
データ分析のよくある誤解
データ分析を学びたい人のよくある誤解。
手元にあるデータをグラフ化したり比較したりしても、何も見えてこない。 これはきっと分析ツールや分析手法を知らないからだ。 テクニックを覚えれば、このデータの中から新たな事が見えてくるかもしれない!
>これは誤解。
例えばこんな事例。
月次の利益がこの半期で下がってきている。
この原因をデータ分析で見つけるにはどうしたらいいか?
結論は「わからない」
このデータからわかる事は「利益がこの半期で下がってきている」と言うことだけ。
言われてみれば当たり前のことだけど、なかなかそこに気づけない人が多い。
データ分析はまず、
「何を知りたいか?」
「そのためにはどんな指標が必要か?」
を明確にするところから始める。
でも、大抵の人はこのデータをこねくり回して
何か新事実がないかをぼんやり眺め始める。
そんなこといくらやっても何も出てこない。
陥りやすい失敗
例えば、さっきの例で分析しようとすると
「目の前のデータを調べれば何かが見えてくるはず」と
平均をとってグラフ化したり、
前年同月比を並べてみたりする。
で、「ここからなにかわかんないかなー」とぼんやり眺め始める。
もしくは、「これ出して何がわかるんだっけ?」と我に返る。
これは「分析」ではなく、ただデータを整理しただけ。
データ分析とデータ整理の違い
データ整理はそのデータ(主に1軸)の特徴を見ている。
例)売上げが落ちている、商品Aの方が売れている
これに対しデータ分析は、複数の軸から傾向や一般性を導く。
通常、2軸以上で比較しないと見えてこない。
例)A店は来店者数に対して売上げが低い
分析するにはアプローチの仕方が重要になってくるが、
長くなるので、続きは次回にしよう。
どうでもいいけど、最近ブログ一覧のアイキャッチ画像がおかしいな・・・
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